
リフレクソロジーの効果と簡単なやり方【足裏のツボと反射区を解説】
- パソコン仕事で一日中座っていたら、足がむくんでパンパンに!
- 布団にはいっても、足先が冷たくて熟睡できない!
- 生理前で身体がダルいし、気分もイライラする!
実は「足」に刺激がなくなると、慢性的なむくみや冷え、月経前の不快感や生理痛、原因不明の倦怠感をひきおこすことも。そんなときは、リフレクソロジーでしっかりと足に刺激をあたえることが大切です。リフレクソロジーによる下肢療法で、慢性的な心身の不調が改善されることが明らかになっています。
今回はリフレクソロジーと自宅でもできる簡単な実践方法について解説します。
目次
リフレククソロジーとは
リフレクソロジー(Reflexology)は直訳すると、「リフレ(REFLEX):反射」と「ロジー(OLOGY):学問」をかけ合わせた「反射学」という意味をもちます。
人間の土台である足を刺激することで、血液やリンパの流れが促進されます。サラサラと流れる体液の巡りが、体内に溜まった毒素や老廃物の排泄を促して、カラダの内側から体内環境を整えていくのです。リフレクソロジーはむくみや冷えを解消するだけではなく、スッキリと引き締まった健康美脚に導いてくれるので女性には嬉しい療法です。
また、世界中で大人気のリフレクソロジーや足ツボは、体液の流れをととのえるのと同時に、「足の反射区」と呼ばれる64個のエネルギーゾーンを刺激することで、カラダの臓器や骨格にはたらきかけていきます。
正しくは「足の反射区療法」といいますが、ヨーロッパでは保険が適用される国もあり、南アフリカ共和国では国家資格として認められているほどです。古くは紀元前約2300年前のエジプトの壁画に描かれているほど、リフレクソロジーは古来より世界中で親しまれています。
リフレクソロジーと足ツボの違い
リフレクソロジーと足ツボの違いをご存知ですか? 実はリフレクソロジーと足ツボは「同じ意味」なのです。
リフレクソロジーは「反射学」という意味がありますが、足ツボも足の反射区といわれる部位に刺激をくわえるので、リフレクソロジーも足ツボも同じ意味です。
東洋医学でいう経穴(けいけつ)のことを「ツボ」といいます。全身で361個のツボがあるとWHO(世界保健機関)では定義され、ひとつひとつにカラダの各器官に関係しています。ツボは一点の「点」でとらえるのに対し、反射区は幅広い「面」にアプローチしていきます。理論も異なるので反射区とツボは似ているようで非なるものです。
しかしながら、反射区とツボは重複する部位があり、リフレクソロジーの副腎(ふくじん)の反射区が湧泉(ゆうせん)というツボの位置にあたり、生殖腺の反射区は失眠というツボの位置になります。リフレクソロジーの刺激はツボにも対応する部位があるので、総称として「足ツボ」と呼ばれています。
リフレククソロジーで期待できる効果
リフレクソロジーで足裏をギューっと押し流すと、ゴリゴリとした触感があるのがわかります。足裏のゴリゴリは「蓄積物」と呼ばれ、神経組織や結合組織などが、カラダに溜まったゴミ「老廃物」によって固くなったものと考えられています。
足裏への刺激は「反射区」や「蓄積物」へアプローチしていくのです。生理学的にも、足をケアすることで血液やリンパといった体液の流れが活性化されます。
心身のストレスが多い環境下では、体内環境が乱れることで老廃物を溜め込みやすくなってしまいます。老廃物によりカラダの巡りが滞ると、生命エネルギーのバランスが崩れてしまいます。足がナマリのように重くなり、外へ出かける気力も失ってしまうことになります。
行動力をなくして家に引きこもりがちになると、思考も外に向かなくなり、気力がますます失しなってしまいます。これが負のスパイラル「足からくる体調不良の悪循環」になっているのです。
悪循環を断ち切るには、足に刺激をあたえることが重要です。リフレクソロジーで足に刺激をあたえることで、人間がもっている自然治癒力を目覚めさせ、生命力を引き上げていきます。あなたのココロとカラダが落ち込んでいるなら、足を刺激しましょう。
きっと、全身にパワーが沸き上がってきます。足どりを軽やかに、笑顔で元気な明日がまっています。
リフレクソロジーでお手軽ケア
セルフケアで足裏を押すときは「イタ気持ちいい」ぐらいの力加減で大丈夫。足裏の反射区もすべて覚える必要はありません。
まずは深く呼吸しながらゆっくりと足裏全体を押し流し、イタ気持ちいい箇所を重点的に刺激してください。
丁寧にゆっくりとおこなうことが大切です。一生懸命になりすぎて、力強く回数をこなそうとするよりも、ゆっくりとじんわりとカラダに馴染ませるようにおこなうことで、カラダを最良の状態に導いてくれます。カラダの力を抜いて、リラックスしておこなうことがベストです。
お気に入りのハンドクリームやボディークリームを使って滑らすように足裏を刺激するのがおすすめです。
足裏のツボ押し方法
人差し指の第二関節をとがらせて、ピンポイントに刺激
親指の腹もしくは指先で足裏を刺激
おススメの反射区:副腎(ふくじん)
ツボの湧泉(ゆうせん)と同じ位置にあり、「押せば命の泉沸く」ともいわれるほど、疲労回復に効果的な箇所です。
足裏の人差し指と中指の間で、足指を曲げたときにできる、足裏のくぼみの中心。一点を10秒間刺激する。
簡単に誰でもできるのが、リフレクソロジーによるセルフケアの魅力のひとつです。お困りの症状別に解説しているセルフケアの書籍もあるので、参考にしてくださいネ。
リフレクソロジーの注意点
リフレクソロジーによる足ケアのあとは「口が渇く、眠たくなる、気ダルくなる、尿の色が濃くなる」などの反応がおきることがあります。これを好転反応といいます。体液の流れが活性化されて、カラダに溜まっていた毒素や老廃物が体外へ出ていこうとする過程でおきるカラダの反応です。
イメージとしては、いままで気力で抑え込んでいた心身の疲労が、ドドドドドォーっと一気に解放される感じです。
老廃物は尿として排泄されるので、足ケアあとには白湯(さゆ)などの水分をとることが最も重要になります。膀胱の排泄される許容量が約500mlなので、ペットボトル一本分を目安として水分を摂取してください。
「リフレクソロジーで足ケアをする→水分を約500ml摂取する→トイレに行く」がワンセットです。
リフレクソロジー後の飲酒は絶対にNG
リフレクソロジーで美人体質へ
仕事や夢に一生懸命な素敵女子はキラキラと輝いています。でも、女性は誰でもホルモンのバランスで気分や体調に波がでてしまうことも。ホルモンバランスが乱れるストレス要因としては、肉体的ストレスや精神的ストレス、無理なダイエット、食生活の乱れ、運動不足、睡眠不足などがあげられます。
ストレス要因の積み重ねが、原因不明の月経不順やイライラ、生理痛、冷えの原因のひとつとされています。
女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンがあり、ホルモンは血流にのって運ばれます。だからこそ、リフレクソロジーで体液の循環を活性化させることが大切になります。身体に溜まった毒素や老廃物も女性の天敵です。リフレクソロジーでデトックスを促して、しっかりと体内環境を整えましょう。
36歳の事務職Sさんは、以下のようなことをおっしゃっていました。
婦人科系のトラブルにはリフレクソロジーがおススメです。
女性のカラダは非常にデリケートです。規則正しい生活を心がけ、明るく前向きな気持ちでいることも大切。女性ホルモンの周期を知り、ココロとカラダに気をかけて生活することが、美人体質への近道です。辛い生理痛や月経周期の乱れは、リフレクソロジーを定期的に受けることが重要になります。
リフレクソロジーを生活にとりいれて「なりたいものになる」ために「ピッと凛々しく」 前を向いて歩んでいきましょう。